「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」
令嬢刑事(デカ)と毒舌執事が難事件に挑戦!
ユーモアたっぷりの本格ミステリ、ここに登場!
(帯から抜粋)
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「執事」という文字に食いついてしまいました・・・。
内容的には、まぁ人は死ぬのですが、そこまで陰惨な印象はなく、グロが苦手な人でも読みやすいかもしれません。
全体の進行としては、主人公・麗子が仕事で出くわした事件を家に帰って執事・影山に話して聞かせ、その場で影山が謎解きをする、というもの。
本書はショートストーリーが6つ収録されているのですが、そのうち過半数が「安楽椅子探偵」の様式で進んでいきます。
その時の影山の憎らしさときたらもう黒執事のセバスチャンを彷彿とさせます。
うん、いいよね、執事・・・
私にもかっこいい執事がついてくれないかしらと思ってしまいます。1日でいいから。
でもそれなら、執事喫茶にでも行けばいいのですかね?
行ったことがないのでなんとも言えないのですが、いつか必ず行ってみたいと心に決めております。
さて、感想に戻りますと、影山のかっこよさに全て持ってかれてしまった感が。
いや、そう思うのは私だけなのかもしれませんが・・・。
そもそも私のミステリの好みは、探偵の行く先行く先で事件が発生し、数多くの犠牲を払いつつも最後には探偵が華麗に事件解決――というような、王道中の王道で、実は安楽椅子探偵には物足りなさを感じてしまいます。
さらに推理小説の中でも、探偵小説が特に大好きで、私の本棚は漫画以外では探偵小説が大半を占めていたりします。
もっと言うと、金田一のように終盤で消えて謎解きの時になって戻ってきて、「実は○○に行って、□□さんの話を聞いてきたのです・・・」みたいなのは好きじゃありません。
読者と同じ量の情報しか得ていないにも関わらず、読者には導き出せない結末を探偵だけが導くことができるという点におもしろさがおるのだと思うのです。
なので、ベタではありますが、雪山の山荘とか、嵐の無人島とか、航海中の船の上とか、そういう隔離された空間を舞台に血みどろの惨劇が繰り広げられるといったミステリが大好きです。
・・・なんだか自分で書いてて自分の趣味を疑ってきました・・・・・・。
しかし好きなものはしかたない!
で、感想に戻りますが、今回のこの「謎解きはディナーのあとで」は上に挙げたような要素はありませんが、キャラクターの魅力がそれを補って余りあると感じました。
影山さん素敵!
影山さんと麗子の掛け合いにはほのぼのします。
次回作は出るのでしょうか?出るとしたらぜひ読みたいですね。
とにもかくにも、執事好きは必見ですよ!
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